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用語集

リトレースメントとは?FXの戻りと押し目を初心者向けに解説

小林 芽衣 約5分
目次

リトレースメント(Retracement)とは、トレンドの途中で一時的にトレンドとは逆方向に価格が動く現象のことです。上昇トレンド中の一時的な下落を「押し」、下降トレンド中の一時的な上昇を「戻り」と呼びます。リトレースメントを理解することで、トレンド方向に有利な価格でエントリーする「押し目買い・戻り売り」が可能になります。

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リトレースメントの基本

リトレースメントとは

相場はトレンド方向に一直線に進むことはほとんどなく、上下の波を作りながら進みます。この波のうち、トレンドとは逆方向の動きがリトレースメントです。

上昇トレンドの場合:

  • 全体の方向:上
  • リトレースメント(押し):一時的な下落
  • 押し後の動き:再び上昇

下降トレンドの場合:

  • 全体の方向:下
  • リトレースメント(戻り):一時的な上昇
  • 戻り後の動き:再び下落

なぜリトレースメントが発生するのか

理由説明
利益確定売り/買いトレンド方向のポジションの一部を決済
逆張りトレーダーの参入「行きすぎ」と判断した逆張り
テクニカルな節目到達サポレジや移動平均線到達での反応
ニュースや指標一時的にトレンドと逆の材料が出る

リトレースメントはトレンドが健全に進行している証拠でもあります。一切押しがないまま上昇し続ける相場はかえって危険です。

リトレースメントとリバーサルの違い

リトレースメントはトレンドの一時的な逆行ですが、リバーサル(Reversal)はトレンドそのものの転換です。両者の見分けは非常に重要です。

判断基準リトレースメントリバーサル
深さ浅い(38.2〜61.8%)深い(78.6%超)
期間短い長い
出来高低下増加
高値/安値トレンドの構造を維持構造が崩壊
反転パターン押し目のパターンダブルトップ等

リトレースメントかリバーサルかの判断はリアルタイムでは難しく、後になって初めて分かることもあります。「リトレースメントだと思って買ったらリバーサルだった」というリスクは常に存在するため、必ずストップロスを設定してください。

フィボナッチ・リトレースメント

リトレースメントの深さを測る

フィボナッチ比率を使うと、リトレースメントがどの水準で止まりやすいかを予測できます。

フィボナッチ水準意味深さの評価
23.6%非常に浅い押し強いトレンド
38.2%浅い押し健全なトレンド
50.0%中程度の押し標準的
61.8%深い押しトレンドがやや弱い
78.6%非常に深い押しリバーサルの可能性

38.2%〜61.8%の範囲がトレーダーに最も注目される「ゴールデンゾーン」です。

フィボナッチを使った押し目買いの手順

  1. 上昇トレンドの安値と高値を特定する
  2. フィボナッチ・リトレースメントを描画
  3. 38.2%〜61.8%の範囲で反発のサインを待つ
  4. サポートの確認+ローソク足パターンでエントリー
  5. 直近安値の下にストップロスを設定

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押し目買い・戻り売りの実践

押し目買いのエントリー条件

以下の条件が揃うと信頼性が高まります。

  • トレンドが明確: 高値・安値が切り上がっている
  • フィボナッチ水準に到達: 38.2%〜61.8%のゾーン
  • サポートの存在: 過去の高値や移動平均線と一致
  • 反転のローソク足: ピンバー、包み足、はらみ足など
  • 出来高の変化: 押し中は減少、反発時に増加

複数根拠の重なり(コンフルエンス)

リトレースメントの反転ポイントは、複数の分析手法が重なる場所が最も信頼性が高くなります。

重なりの例信頼性
フィボナッチ50% + 移動平均線高い
フィボナッチ61.8% + 過去の高値 + トレンドライン非常に高い
フィボナッチ38.2%のみ低い(単独根拠)

リトレースメントの注意点

ストップロスは必須

リトレースメントと判断してエントリーしても、リバーサルに転じる可能性は常にあります。

深すぎる押しに注意

78.6%を超えるリトレースメントはトレンド転換の前兆の可能性があります。無理にトレンド方向にエントリーしない判断も重要です。

時間足の選択

リトレースメントは長い時間足ほど信頼性が高くなります。日足や4時間足でのリトレースメントは短い時間足でのそれより有意義です。

まとめ

  • リトレースメント: トレンド途中の一時的な逆方向の動き
  • 押し目/戻り: 上昇中の下落が押し、下降中の上昇が戻り
  • リバーサルとの違い: リトレースメントは一時的、リバーサルは転換
  • フィボナッチ活用: 38.2%〜61.8%がゴールデンゾーン
  • 実践のコツ: 複数根拠が重なるポイントでエントリー

その他のFX用語についてはFX用語集で確認できます。

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XMTradingは日本の金融庁(JFSA)の規制対象外です。テクニカル分析やリトレースメントの判断は将来の価格変動を保証するものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。

よくある質問

リトレースメントとは何ですか?
リトレースメント(Retracement)とは、トレンドの途中で一時的にトレンドとは逆方向に価格が動く現象のことです。上昇トレンド中の一時的な下落を「押し」、下降トレンド中の一時的な上昇を「戻り」と呼びます。
リトレースメントとリバーサルの違いは?
リトレースメントはトレンドの途中の一時的な逆行で、その後トレンドが再開します。リバーサルはトレンド自体が転換し、逆方向の新たなトレンドが始まります。リトレースメントの深さや勢いで両者を見分ける必要があります。
押し目買い・戻り売りとは何ですか?
押し目買いとは上昇トレンド中のリトレースメント(一時的な下落)で買いエントリーすること、戻り売りとは下降トレンド中のリトレースメント(一時的な上昇)で売りエントリーすることです。トレンド方向に有利な価格でエントリーできるメリットがあります。
リトレースメントの深さはどこまでが正常ですか?
一般的にフィボナッチ比率の38.2%〜61.8%の範囲内であれば健全なリトレースメントと判断されます。78.6%を超える深い押しはトレンド転換(リバーサル)の可能性が高まり、注意が必要です。
リトレースメントの終了をどう判断しますか?
フィボナッチ水準での反発、サポート・レジスタンスでの反応、ローソク足の反転パターン(ピンバー、包み足等)の出現、移動平均線への接触後の反発、などを総合的に確認して判断します。複数の根拠が重なるポイントが最も信頼性が高いです。

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この記事を書いた人

小林 芽衣

コンテンツオペレーションマネージャー

最新キャンペーン情報、入出金、トラブルシューティングを担当。

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